天王山の麓にある小倉神社へお参りしました。拝殿の後ろに周ると、丸い碑が立っています。
丸い碑には『小倉神社磐座 地磁波発生の処』と彫られています。そして、隣の石碑には、その説明と思われる内容が彫られていました。
『地磁波
地球の持っている磁気が特定の場所で強く現われ、器機測定によると、此の周辺の空間に磁力波として流れ出しています。
磐座(いわくら)
古来、自然崇拝の中心として山を崇高な神の宿るところとの考えから御神体の中心とされた岩盤の多い場所です。各地の古い神社でも͡͡此のような場所に設けられ、科学も未発達の上古に於ても、人智を超えた神霊を感得したものです。』
小倉神社の創建は、奈良時代の718年(養老2年)とされています。
現代人より、敏感に大自然の営みの中で働く神々の存在を認識する能力が優れていたのかもしれません。
しかし、科学技術を発達させて、より便利に、より快適に人工的な環境で暮らすようになって、ますます自然から遠ざかるようになってしまいました。本来、自然の働きに対応するために持っていた神々を感じる能力が退化しているのではないか、と考えさせられます。