兵庫県知事選挙で、誰が当選するか、占断していました。 占術で、先を見通す鍛錬です。直観力、カン、推理力を養います。 選挙は、結果がハッキリしているので、占術の初心者の訓練としては、やりやすい題材だと考えます。 もう結果が出ていますので、検証し…
昨日、お誘いを受けて、古文書勉強会の見学に行きました。 私をお誘いした人は、古美術に興味のある人で、古文書の読み方を勉強するために三重から参加しています。 その古文書勉強会は、京都の山科神社の社務所をお借りして、毎月一回、地元の古文書をひも…
運は信じたほうがいいか、それとも、信じなくてもいいか、どちらがいいでしょうか。 それを検証した興味深い調査、実験がいくつかあります。 幸運を信じると幸福感が高まるかどうかを検証した調査、実験です。 ある調査では、144人の男女に幸運を信じている…
悪口言われて、つらい。 業が深いのかな。 精神が病むよう。 悩んじゃうよう。 自分の欠点と向き合って、自信喪失し、意気消沈してしまうことは、私もよくあります。真面目に考えるほど、陥りやすいかもしれません。 しかし、お釈迦様の縁起の教えによって、…
もうだいぶ前になりますが、ある阿含宗の信徒に起きた不思議な体験談があります。 85歳の兄上様が亡くなり、そのお通夜の日に起きました。 兄上様のお通夜には、家族全員で参列すべきでしたが、都合により、ご主人だけ、欠席し、家で留守番することになりま…
先日、阿含宗の前身、観音慈恵会の頃から信仰されていた方の法事がありました。 故人様以外のご親族は、特別になにか信仰しているわけではありませんが、故人様が熱心に信仰していたところで、法事をお願いしたいと阿含宗に依頼されました。 法要していると…
仏陀は「縁起の法」を説かれました。 「縁起」とは、文字通り、すべては縁によって起こるという教えです。あらゆる物事は縁によって起こり、縁によって消滅します。世の中には永遠不滅のものはなにもなく、すべてが変化するということです。 永遠不滅ならば…
人の動きは、まず心の中で起こり、その心の発生メカニズムは、頭脳が支えます。このメカニズムがなければ、いかなる行動もないでしょう。 したがって、人間の行動を考えるにあたって、頭脳とは、どのような器官なのか、なにを目的として自然がつくり出したの…
あなたは、あなたが食べたもの、そのものである。 栄養学者・ロジャー・J・ウィリアムス博士 人間の体は緻密な化学工場だといわれます。 それは、良質な材料(食べ物)をあたえてやれば良質の製品(心・体)をつくり出すし、粗雑な材料をあたえてやれば、お…
ある方から、このようなメールをいただきました。 ずいぶん前に、子どもの中学校の授業参観で見聞したことです。道徳の授業で、テーマが「夢を叶えるためには何が必要か」というものでした。 子どもたちから、努力、自分への厳しさ、あきらめないこと、信念…
「天源淘宮術」という運命学があります。 自分の短所、欠点の気質を淘汰して、長所、利点を伸ばしていく運命学です。 その内容を道歌にしたものが次のものです。 淘宮[とうきゅう]はわが因縁を直す術 そのおかげにて来たる幸福[しあわせ] 淘[よな]げれば極楽…
人生は選択の連続の結果であると同時に、被選択の連続の結果であるともいえます。 人間の幸、不幸、成功、失敗は、選びかた次第であると同時に、選ばれかた次第でもあります。 つまり、人生を自由自在に生きようとするならば、二つの能力を磨く必要がありま…
9月になっても、暑い日が続いています。 本日の京都市の気温は36度。昼すぎに、ちょっと自転車で外出しただけですが、もう汗びっしょりです。 『碧巌録(へきがんろく)』という禅の語録にある次の問いかけがよぎります。 「こう暑さが厳しくては、やりき…
今回の投稿も、「光山相法」を読み、自分と向き合います。 〝一、衆人に悪口されている人で、その悪口に対し、自分の正しさを弁明する者は悪人でございますが、悪口されても弁明もせず、笑って黙している人は、やがてその非難も消え成功する大度の人でござい…
〝一、過ぎ去った事をくよくよ心配する人は、正直ではありますが、才能がなく、大業は致しかねます。〟 (光山流観相学「光山相法」より) 失敗の度合いにもよりますが、過去の失敗をいつまでもひきづってクヨクヨしていたのでは、自分をスポイルさせてしま…
癖というものは、その人の性格と相通ずるものが多いようです。癖というものは、その人の心のあり方動きが一つの形となって習慣づけられたものですから、それが無意識のうちに発揮されればされるほど、暗黙のうちに自己を語ることになります。 まさに、癖は、…
〝無くて七癖〟ということわざがあります。 一見、癖がないように見える人でも、子細に観察すれば、七つぐらいの癖は見つけられるという意味です。個性の強い人でしたら、もっと癖を見出すことでしょう。 〝無くて七癖、あって四十八癖〟ということになりま…
人間が生まれつき持っているもの一切をひっくるめて「因」といいます。 生まれつき持っているものとは、性質、体質、およびそれに付随する一切のものを指します。 人間というものは、生まれつき気短かな性質、鷹揚な性質、軽率な性質、慎重な性質、機敏な性…
人は、それぞれ自分の意志で物事を決定し、自分の意志で行動しているものと思いがちです。 もちろん、その通りですけれども、その意志なり、行動なりは、常に、あるものに条件づけられ、方向づけられているものと考えられます。その、条件づけ、方向づけのお…
親鸞上人は法然上人のお弟子になられました。その心境を語った言葉が『歎異抄』に書かれています。 『たとひ法然聖人にすかされまゐらせて、念仏して地獄に堕ちたりとも、さらに後悔すべからず候ふ。』 「わしが、ただ念仏して阿弥陀如来に助けられるがよい…
護摩の火は、仏の智火といわれます。 仏の智慧が炎となっています。 護摩木は、その仏の智慧の炎で焼き尽くされます。 つまり、護摩木は、凡夫の煩悩を象徴いたします。 考えてみますと、人に不幸を与えるのは、煩悩から生ずるもろもろの過剰な欲が原因にな…
>頭がガンガンする >たすけて 〝今から祈ります〟 そう返信して、阿含宗の「三身即一の薬師如来」の護摩木に、 「心身健全 頭痛平癒」 と祈願を書き、メールの送信者の名前で願主にして書きました。 もう一本の護摩木には、 「開祖御霊光 光輝遍照 霊力守護…
> なんでこうなったかなあ? > もう、八方ふさがりなんですが、打開策ありますか? > わたしもう疲れました。 > なんか、いろいろ、むかついてきて、嫌になってきた。 >苦しい。くるしいよう。つらいです。 いろいろな問題を抱えている人がいます。まずはリカ…
自分の理想を実現するために、タフネス、ワイズネス、ハピネスの獲得が求められます。タフネスは強靭な心身、ワイズネスは賢明さ、ハピネスは総じて幸福感に包まれて理想実現に努力し続けていくことです。 それを可能にするのが、釈尊の説かれた仏陀に成る修…
〝よく、わたし死にたい と言ってしまいます。神経が衰弱した時に、入院したんですが、それからひんぱんに、死にたいと、周りに言うようになりました。究極マイナス言霊ですよね。良くないですよね。頭が痛くて悲しくなるんです。でも、私にはご真言がありま…
病気を治すということは、病気と自分との食うか食われるかの闘いです。 阿含宗開祖・桐山靖雄管長猊下が二十歳前に、当時、不治の病といわれた結核にかかったとき、次のような心構えを持ったといいます。 先ず第一の闘いは、愚痴をいってはいけない。 第二の…
現在、人工知能(AI)の情報処理能力は、すさまじい勢いで伸びつ続け、今後、人間の生活の隅々までAIが入り込んでいくだろうといわれています。今の仕事のほとんどがAIにとって代えられるだろうともいわれています。 人間が覚えることのできる情報量はAIの足…
大阪・天王寺の地下鉄構内で、いきなり目に飛び込んできました。 如意輪観音さまです。 左の第二の手には、蓮華をお持ちです。人間界の衆生を救う手とされています。 人間界の衆生は、「疑」という根本煩悩に動かされて苦しんでいます。 「疑」は、ほんとう…
ある人から相談を受けました。 詳しいことは書けませんが、人のためにと思って善意でしてきたことが、皆、裏目に出て、逆恨みを受けて悩んでいるが、自分の気持ちをどのように整理したらいいのか、というのが、あらましの内容です。 私の脳裏に浮かんだのは…
如意輪観音さまの右の第三の手は、「念珠」をお持ちです。畜生界の衆生を救うとされています。 畜生界の根本煩悩は「痴(ち)」とされています。もろもろの道理に迷う心、ものの道理がわからないこと、われわれの存在の根底にある根本的な無智、愚昧です。 …