道行く人の安穏を祈る

 違う信仰をしている方から、「阿含の星まつり」会場周辺の参道に立って参拝者をお出迎え、お見送りをする人の姿勢について、次のようなメールをいただきました。

〝道に立たれてる方々が沢山見えて、合掌していましたが、通過する車の交通安全を祈願してくださってるのでしょうか?

 皆様の祈りを感じる様な気がしました。〟

 終日、結界のお護摩を拝めない参道や国道に立って参拝者をお出迎え、お見送りする修行者も、結界内で髪の毛がチリチリと燃えそうな熱風の中、泥だらけになって、人々の願いが託された護摩木を護摩壇に投入する山伏修行者も、会場内を大黒天舞で踊って陽気に明るくしていく修行者も、礼拝供養の功徳のお守りを授ける修行者も、山林の中で寒い中、じっと突っ立って、火の粉が飛んで来たら、水をかける防火警備の修行者も、皆、同じ祈りの想いに立って、会場全体を曼荼羅と化していくのかもしれません。

第51回 阿含の星まつり 特別番組配信 - YouTube 

 日常に戻っても、その祈りの姿勢を崩さずに保っていこうと思います。