2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

大いなるものにすがって、人の力になりたい

自分が救われたいために、大いなるものにすがって、人の力になりたいです。 私は全くの無力です。 如意輪観音さまの六本の救いの手にすがります。 右の第一の手は、思惟の姿で、地獄界の衆生を救う手とされます。地獄に陥った衆生を救済するのは非常に難しく…

願掛け

今日から如意輪観音さまに21日間の願掛けをします。 願掛けするにあたって、自己中心の祈願をするのではなく、人のために祈るように心掛けます。 別に誰かからやれ、と言われたわけではなく、自分で勝手に思い立ってはじめます。ただ、普通に仕事を勤務し…

まるで旧知の仲のように

大阪の京橋から京阪電車の特急に乗って帰るところ、うっかりウトウト居眠りして、降車すべき駅を通り過ぎて終点の出町柳まで来てしまいました。 仕方なく、引き返すために、始発の準急に乗り、発車の待機をしていると、真向かえに一人の外国人が座って来まし…

ブログを黙想・瞑想の訓練の場にする

基本的訓練―黙想と瞑想 心の訓練は集中にはじまり、黙想から瞑想に至る。黙想は、集中が終わるところからはじまる。集中の目的は、意識の光をできるだけ明るくするために、頭の中の視覚の小さな分野に関心の焦点を合わす作業である。いうなれば、サーチライ…

五山の送り火―大文字

京都の8月16日は、五山の送り火が行われます。 今日の京都は、台風7号が過ぎ去り、快晴でした。昨日、一昨日の天気でしたら、暴風雨で中止になっていたでしょうか。 無事にご先祖様をお送りできたようです。 五山の送り火―大文字 別の日ですが、如意ケ嶽の…

お盆と終戦記念日

お盆と終戦記念日が近づいてまいりました。 一見、何の関係もないように考えておりましたが、お盆の由来を知りますと、共通する心のあり方に思い当たります。 お盆の由来は、目連尊者のお話が有名です。 目連尊者は、お釈迦さまの十大弟子のおひとりで、神通…

人間世界は神々の世界から見ると、どう見えるのか。

引き続き、前回の記事のつづきです。 善行をしていた者は、死後、善いところ、天界に再生するはずなのに、誰も戻って報告する者がいないから、天界はない、来世はない、と主張するパーヤーシ王に対して、仏弟子クマーラ・カッサパは、例え話で応えます。 「…

報告がないからといって、何もないと言えるだろうか。

前回のつづきを続けたいと思います。 霊魂も来世も信じないパーヤーシ王は、その論拠として、沙門の言うとおりだったら、地獄に再生するはずの人間から、死後、誰も地獄について報告をしてきた者はいないということを挙げました。 それに対して仏弟子の沙門…

『霊魂も来世も存在しない』

霊魂も来世も信じないパーヤーシ王に対して仏弟子のクマーラ・カッサパがいろいろな譬え話をする対話が阿含経に記録されています。おおよそ次のようなお話です。あらかた、私の独断的解釈で手を加えております。 仏弟子の尊者クマーラ・カッサパは、五百人の…

勝海舟の言葉

ブログを書いて気づきますことは、ひとつのテーマに絞って、静かに考え、眼前の境界を忘れて想像を巡らすことにおいて、瞑想と同じではないだろうか、と思います。 ただ、違うところは、ブログは自分の外に発信しますので、読み手を意識して、言葉を選んで表…