2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自得

大東流合気武術の佐川幸義師範の語録を記した『透明な力』(木村達雄著)を読みました。 自得について 人に言われたからと、そのまま大きな影響を受けるようでは駄目だ。自分の考えというものをもっていなければいけない。自分の頭で良し悪しを判断しなければ…

プラスのイメージを持て

瞑想に入るときの一番、大切な心構えは、反建設的な感情を絶対に持ち込んではならない、と指導されます。 反建設的な感情とは、悲観的な考えや、消極的な考え方、敗北的な考え方、また、ひとに対する憎しみ、怒り、批判などから生ずる感情です。 これらは、…

笑顔を施す

イエズス会の創立者、イグナチオ・ロヨラが語った言葉として興味深い一節を読みました。 美徳を愛するイグナチオは摂生を重んじながらも食欲と直接関係のある体力に対して積極的な価値評価を下した。一般に修道士がいったとして伝わっている「笑ってふとれ」…

運がよくなる言葉の力

思いやりと、心配りのある言葉。それが良い運をつくる。 密教では、三密ということを言いますね。 身、口、意の三密。 体の秘密、言葉の秘密、心の秘密。 秘密というのは、内緒にするという秘密じゃないんです。理屈ではわからない秘密の力という意味です。…

縁によって変わる

現在の自分の心や生活の仕方を変えれば、未来の自分のあり方も自ずと変わっていく。 この世にあるすべてのものは「空」で、これといって決定づけられた本体を持たないのです。その時の条件(縁)によって、どのようにも変化します。したがって、私たちの苦し…

「願掛け石」

京都山科・北花山の土地購入にあたり、開祖は非常に逡巡されつつも、十中、十まで、土地購入を取りやめることにハラを決められました。開祖は、そのときの心境を碁、将棋にたとえられて「投げ場のかたちをつくるため」に、昭和52年の暮れ、現地視察へ赴かれ…

『かつて仏の住せられ給うたところの地』

京都東山連峰のほぼ中央に『花山』と呼ばれる山がそびえたっています。そこに阿含宗総本山が建立されています。 私は、何度か、お山まで電動自転車のサイクリングをしたことがありますが、いつも写真の祠のあたりで、ちょうどバッテリーが切れます。毎回、必…

六度の行(六波羅蜜)と七科三十七道品(三十七菩提分法)

中村元博士編集の図説仏教語大辞典をめくっておりましたら、たまたま偶然、721頁に「六波羅蜜と三十七菩提分法の対照」図が目に入りました。どういう根拠で、こういう図が成り立つのか、説明はありませんでしたが、私にとっては非常に興味深い図でしたので、…