マニプーラ・チャクラと腸活


 腸と脳はとても密接な関係にあるという記事です。腸は「小さな脳」というあだ名がついているほど、幾重にも神経を張り巡らし、その膨大な神経叢を駆使して、大脳と密接に連絡し合って、独自の自動制御システムを作動させているといいます。

 脳は腸から生まれたもので、ヒドラのように、動物ははじめ体中が腸だったようです。そのなかのパラニューロンや神経細胞がやがて口の周辺に集まり、神経節をつくり、それが脳になっていったと考えられています。

 腸管の神経叢の研究をする山梨医科大学小林繁教授は、つぎのように解説する。

「腸の神経叢は脳の元祖です。原始的な神経叢の姿をとどめているのです。ですから、腸の神経系を理解することは、脳を理解することにつながるのです」と。

 腸の神経系を理解することは、脳を理解することにつながるのです、という小林教授のことばを、わたくしは、わたくしの修行体験の上から、こう変えたいのである。

〝腸の神経系を刺激することは、脳を刺激することにつながるのです〟と。

        桐山靖雄著『脳と心の革命瞑想』より

 マニプーラ・チャクラを刺激し、開発するには、呼吸法の意念のほかに、食事のありかたも考えてまいります。