ジョイフル瞑想法は、脳の中にモルヒネに似た物質を分泌させ、喜びに満ちた至福の境地に入って、より高度な満足感(理想)を求めて進む修行です。
一流のアスリートたちが、厳しく辛いトレーニングを重ねられるのは、自己刺激によって知らず知らずにモルヒネ効果を生み出し、昂揚した気分で楽しくトレーニングに駆り立てていると思われます。
ジョイフル瞑想法は、阿含宗開祖・桐山靖雄著『阿含仏教・超能力の秘密ー君の潜在能力を引き出せ!!』(平河出版社)の中で紹介されています。
その瞑想の仕方の記述に、私は、最近、とても注目している箇所があります。
Joyfull Meditation 行法
・・・・・[中略]・・・・・
アージュニャー・チャクラに意念を集中せよ。
・・・・・[中略]・・・・・
眉間の中央に集中せよ。
・・・・・[中略]・・・・・
(意念を)呼吸に乗せて、深部に送り込め。
五度の角度で、おおよそ五センチメートル。
そのままの状態で、かつて楽しかったことを思い出せ。
あるいは、楽しいと思われることをひたすら想え。(時間10分以上、随意)
まず、眉間の中央に集中した意念を呼吸に乗せて、「五度の角度で、おおよそ五センチメートル」の深部に送り込め、という記述です。
具体的に角度と幅が示されています。
これは、ただイメージで思いこむのではなく、体感すべきところではないかと感じます。のどが開き、胸がスッキリして、丹田に気を落ち着かせて、自ずと体の姿勢が変わっていくという感覚です。発声すれば、声が通りそうな感じです。
騒音公害に配慮する必要があるため、山奥かカラオケ屋さんでないとできないかもしれませんが、この状態で、カンツォーネ「オー・ソレ・ミオ」を全身で歌ったら、気分爽快、多幸感に包まれるだろうな、と思います。
あくまでも個人的な感想です。
その他に、このジョイフル瞑想法の眼目と思われる記述が注意事項に書かれています。
1.じつをいうと、かつて楽しかったことを想い出せ、というのは、ごく初心者用である。想念のひとつの呼び水としていっているわけで、じっさいには無念無想で、ひたすらチャクラに意念を集中しているのが正しいのである。・・・[中略]・・・
2.モルヒネ効果によって、多幸感と満足感に溺れて、瞑想ではなく夢想になってしまうおそれもないことはない。・・・[中略]・・・
3.ある仕事、ある学科がきらいな時、この瞑想法と、その仕事、学科を観想で連結させると、その仕事や学科に興味が湧き、おもしろくなる可能性が大きい。そのほかのことも、これに準じる。
自分を磨き向上すべきことについつい気が進まないとき、ジョイフル瞑想で、眉間の中央から「五度の角度で、おおよそ五センチメートル」の深部に『ご霊光』を送り込みます。