虹の瑞相

 本日、阿含宗能登大柴燈護摩供を道場のネット中継でお参りいたしました。

 修法地の須須神社は、珠洲市観光サイトによりますと、日本海側一帯の守護神の神社とのことで、日本海鎮護、アジア安穏を祈る場所としては、とてもふさわしいところでした。

 神社から臨む日本海には、前日から虹の瑞相が現われていたとのことです。写真は、だいぶ、離れてはいますが、同じころに滋賀県で撮影された虹です。

 北陸地方では広範囲にわたり、虹が出現していたようです。

 道場の大きなスクリーンから、青々と輝いた日本海、緑豊かに生い茂った能登半島の森、須須神社の鳥居が映し出されていました。自然の営みに神仏の存在を感じさせる映像でした。そのスクリーンの前で、現地の修行者と一緒に平和の祈りを捧げました。

 法要後、阿弥陀如来の散華のお守りをいただき、外に出ると、京都の「時代祭り」の行列が行われていました。

 桓武天皇を祀る平安神宮に向かっています。

 ふと、イスラエルエルサレム市長の言葉がよみがえりました。

「京都はかつて平安京(平和の都)と呼ばれていました。エルサレムも『平和の町』という意味があります。」

「私たちは、戦争と戦争の間のつかの間の平和ではなく、恒久な平和を望んでいるんです。」

 平和を意味する二つの都市に仏舎利塔があるのは、人類の業を断ち切らんとする仏のご意志です。平和を祈ります。