神仏への約束を立てる

 ライザップの瀬戸社長は、初詣を毎年、同じ神社に欠かさずお参りして、神頼みはせず、こういう未来をつくりたいから、今年はこういう行動をしますので、神さま、私が嘘つきになるかどうか見ていてくださいと、神さまに誓うのだそうです。

神様と約束した行動は絶対に実行しているので、振り返る必要はない。また新しい誓いを神様と交わすだけです。

『プレジデント』2024新年特別号より

「神様と約束した行動は絶対に実行している」という言葉に強い決意、実行力を感じます。

 「誓願なきは菩薩の魔事なり」という道元禅師のお言葉にありますように、誓願が無ければ魔がさすぞ、というお諭しがあります。

 顕教では、四弘誓願を唱えます。

  衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど)

 迷い苦しむ衆生は無数にありますが、誓って救います。

  煩悩無尽誓願断(ぼんのうむじんせいがんだん)

 次から次へと煩悩は尽きることがありませんが、誓って断ちます。

  法門無量誓願学(ほうもんむりょうせいがんがく)

 教えははかり知れないほどありますが、誓って学びます。

  仏道無上誓願成(ぶつどうむじょうせいがんじょう)

 仏道はこの上なく奥深いものですが、誓って成就します。

 いつも四弘誓願を唱えていますが、形式的になっているところがあります。もっと自分の真心(菩提心)から炎が出るような情熱が必要です。もっと身近に具体的に自分の願望を書いていこうと思います。

 魔がささないように。