心の響き

 空虚なコトバでなく、ほんとうに心の底から通い合う言葉で表現するにはどうすれば得られるのか、私は求めていきます。

 それは、きっと全身全霊で振動し発せられた言葉で、人々の良心に共鳴するようなものではないだろうか、と考えます。言い換えるなら、神仏に共鳴するような言葉で、それは「祈り」ということになるでしょうか。

 その「祈り」のコトバが空疎なものになっていないか、心の振動を統一して響かせられるようにしていくのが、自分を向上させる修行です。

『バイブレーションを解するひとたちの間では、ことばはあまり重要ではない』(阿含宗開祖・桐山靖雄)